libraryの発音 ── /ˈlaɪbreri/ を、日本人の口で出すために。
libraryは、多くの日本人が「ライブラリー」と5モーラで発音してしまう単語の代表格です。しかし、英語の音節数はわずか3つであり、この認識のズレが聞き取りと発音の両面で壁となります。特に難しいのは、第2音節に含まれる/r/の音と、語末の/ri/の処理です。日本語のラ行音は舌先を歯茎に弾く動作ですが、英語の/r/は舌先をどこにも触れさせず、口腔内で空間を作る必要があります。また、語末の母音を日本語の「リー」のように強く長く発音しがちですが、英語では弱く短く添えるのが正解です。この単語を攻略するには、音節の区切りを意識し、舌の動きを日本語の反射的な動作から切り離す訓練が不可欠です。
図書館, 書斎, 文庫
I spent the whole afternoon studying at the library.
── 午後のすべてを図書館での勉強に費やした。
The university library has a vast collection of rare books.
── その大学図書館には希少本の膨大なコレクションがある。
- IPA
- /ˈlaɪbreri/
- 音節数
- 3
- 強勢の位置
- 第1音節
01 ── 音節数が過剰に膨らんでしまう
日本人はlibraryを「ラ・イ・ブ・ラ・リ・ー」と6音節、あるいは「ライ・ブラ・リー」と捉えがちです。英語の音節は3つであり、第1音節に強勢を置いて一気に発音する必要があります。特に第2音節の「brer」の部分を一つの塊として捉え、母音を極限まで弱く発音することが重要です。音節を細かく刻みすぎると、英語特有の強弱のリズムが崩れ、ネイティブには別の単語として聞こえてしまいます。まずは音節数を3つと強く意識し、強勢のある第1音節以外をいかに短く処理できるかを練習の指標にしてください。
02 ── RとLの音を日本語のラ行で代用する
libraryには/l/と/r/の両方が含まれており、日本人が最も苦手とする舌の動きが連続します。語頭の/l/は舌先を上の歯茎にしっかり押し当てる必要がありますが、多くの人はこれを曖昧なラ行音で済ませてしまいます。さらに第2音節の/r/では、舌先を歯茎から離し、奥に引く動作が求められます。この切り替えができないと、音の輪郭がぼやけ、日本語訛りが強くなります。鏡を見て舌の位置を確認し、/l/では歯茎に触れ、/r/では空中に浮かせるといった物理的な動作の分離を徹底してください。
03 ── 語末の母音を強く伸ばしてしまう
語末の/ri/を「リー」と日本語の長音のように発音すると、英語の音としては不自然に響きます。英語の語末の/i/は、強勢がないため非常に短く、かつ弱く発音されるのが特徴です。日本人は母音で終わる言語環境に慣れているため、無意識に語末を強調して発音しがちですが、これは英語のリズムを阻害する要因となります。語末は息を吐き出す程度の感覚で、音を添えるだけに留めるのがコツです。強勢のある第1音節を高く強く出し、そこから一気に脱力して語末へ向かう緩急をつけることで、自然な響きに近づきます。
読むだけでは、口の地図は動きません。
下のマイクを押して、「library」を一度、声に出してみてください。
この単語を、マイクに向かって発音してみてください。
発音すると、この場で認識結果・スコア・録音履歴・前回比が表示されます。
この音は、この章で扱います
第12章「舌の三大関門 ― L、R、TH の2種類」
読了 約25分
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