actuallyの発音 ── /ˈæktʃuːəli/ を、日本人の口で出すために。
actuallyは、日本人が最も頻繁に口にする副詞の一つですが、その発音は多くの学習者にとって鬼門です。本来は4音節で構成される単語ですが、日本人はこれを「アクチュアリー」のように5〜6モーラに引き伸ばして発音しがちです。特に第一音節の/æ/で口を十分に開けず、語中の/tʃ/から/uː/へ移行する際の唇の丸めが不十分なため、音が不明瞭になります。さらに、語末の/l/は日本語の母音で終わる癖が邪魔をして、舌先を上歯茎に当てる動作が完全に抜け落ちてしまいます。この単語を正しく発音するには、各音節の強弱を明確にし、特に母音の質と子音の配置を物理的に制御する訓練が不可欠です。
実際に、実は、本当は
I actually finished the report ahead of schedule.
── 実際に、予定より早く報告書を書き終えました。
He looks scary, but he is actually very kind.
── 彼は怖そうに見えるけれど、実はとても親切です。
- IPA
- /ˈæktʃuːəli/
- 音節数
- 4
- 強勢の位置
- 第1音節
01 ── 第一音節の/æ/が曖昧になり「エ」に寄ってしまう
日本人学習者は/æ/を日本語の「エ」に近い音で代用しがちです。しかし、この音は口を横に大きく開き、舌を低く保つ必要があります。batとbetの区別が曖昧なまま発音すると、単語全体の輪郭が崩れます。鏡を見て、指が二本入る程度に口を縦横に広げ、舌の根元を下げて「ア」と「エ」の中間的な音を出す練習を繰り返してください。この最初の音節でしっかりとした土台を作らないと、後続の音節がすべて崩れる原因となります。
02 ── 語末の/l/が脱落し、日本語の母音で終わってしまう
英語の/l/は、舌先を上歯茎の付け根にしっかりと押し当てる動作が必須です。日本語には語末に母音を置く習慣があるため、無意識に舌を離して「リー」という母音で終えてしまいます。これを改善するには、舌先を歯茎に固定したまま音を止める意識を持つことが重要です。特にactuallyの語末は/l/の後に/i/が続きますが、舌先を固定したまま音を出す感覚を養うことで、脱落を防ぎ、英語らしい締まりのある響きを実現することが可能になります。
03 ── 音節の強弱とリズムが崩れ、平坦な発音になる
actuallyは第一音節に強いアクセントを置く4音節の単語です。しかし、日本人はすべての音節を等間隔で発音し、リズムを平坦にしてしまう傾向があります。特に/uː/の唇の丸めが弱く、平らな音になると、英語特有の抑揚が消え失せます。第一音節を強調し、続く音節を素早く処理する意識を持ちましょう。特に/tʃ/から/uː/への移行時に唇をしっかりと突き出すことで、音の密度が高まり、ネイティブのスピード感に近づけることができます。
読むだけでは、口の地図は動きません。
下のマイクを押して、「actually」を一度、声に出してみてください。
この単語を、マイクに向かって発音してみてください。
発音すると、この場で認識結果・スコア・録音履歴・前回比が表示されます。
この音は、この章で扱います
第15章「単語の中で、音をつなぐ ― 多音節の組み立て」
読了 約22分
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