beautifullyの発音 ── /ˈbjuːtəfli/ を、日本人の口で出すために。
beautifullyは、日本人が最も苦手とする「強勢によるリズム」と「母音の質」が凝縮された単語です。本来は3音節ですが、日本人の発音では「ビュー・ティ・フ・リ」と4〜5モーラに膨らみ、リズムが平坦化しがちです。特に第1音節の長母音/uː/を単なる「ウ」と捉え、続く曖昧母音/ə/を明瞭な「ア」と発音してしまうため、英語特有の強弱のコントラストが消滅します。さらに、語末の/l/で舌先を歯茎に固定する動作を省略し、母音を添えて終わる癖が強く出るため、音の輪郭が曖昧になります。この単語を攻略するには、第1音節にエネルギーを集中させ、残りの音節を極限まで短く、かつ正確な子音の摩擦を維持してつなぐ意識が不可欠です。
美しく、見事に、素晴らしく
The garden was beautifully maintained throughout the year.
── その庭は一年を通して美しく手入れされていた。
She sang the song beautifully at the concert last night.
── 彼女は昨夜のコンサートでその歌を見事に歌い上げた。
The project was beautifully executed by the entire team.
── そのプロジェクトはチーム全体によって見事に遂行された。
- IPA
- /ˈbjuːtəfli/
- 音節数
- 3
- 強勢の位置
- 第1音節
01 ── 強勢と曖昧母音の処理が甘くなってしまう
第1音節の/uː/に強勢を置く際、唇の丸めが不十分だと日本語の「ウ」に近づき、英語らしい深みが出ません。また、第2音節の/ə/は、舌の中央位置で脱力して出すべきですが、これを日本語の「ア」と認識して強く発音すると、リズムが崩れます。改善には、第1音節をしっかり長く取り、続く音節は息を吐き出すように弱く短く流す練習が必要です。強勢のある音節以外は、母音の質を極力曖昧に保つことで、英語らしいリズムが生まれます。
02 ── 語末の/l/が脱落し母音が混入してしまう
日本語には語末に子音だけで終わる音節が存在しないため、beautifullyの語末/l/で舌先を上歯茎に当てて止める動作が反射的に省略されます。その結果、舌が浮いたままになり、無意識に「リー」という母音を添えて発音してしまいます。これを防ぐには、/l/の瞬間に舌先をしっかりと歯茎の裏に押し付け、そこで音を完全に遮断する感覚を養う必要があります。舌先を固定したまま音を終える訓練を繰り返すことで、音の脱落を防ぎ、引き締まった響きを得ることが可能になります。
beautifullyの/f/は、上の前歯を下唇に軽く当てて隙間から息を出す摩擦音です。日本人はこの摩擦を省略し、口を閉じるだけで済ませたり、/h/に近い音で代用したりする傾向があります。特に/f/の後の/l/への移行がスムーズにいかない場合、この摩擦が不完全になりがちです。下唇を歯で噛むような意識を強く持ち、息の通り道を狭めることで、明瞭な摩擦音を作り出せます。/f/と/l/の連続は、口の形を素早く切り替える筋力トレーニングとして捉え、一音ずつ丁寧に分離して練習してください。
読むだけでは、口の地図は動きません。
下のマイクを押して、「beautifully」を一度、声に出してみてください。
この単語を、マイクに向かって発音してみてください。
発音すると、この場で認識結果・スコア・録音履歴・前回比が表示されます。
関連する音
同じ音を含む語
- beautiful
- carefully
- wonderfully
- useful
この音は、この章で扱います
第15章「単語の中で、音をつなぐ ― 多音節の組み立て」
読了 約22分
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