videoの発音 ── /ˈvɪdioʊ/ を、日本人の口で出すために。
videoは、多くの日本人が「ビデオ」と3モーラで発音しがちですが、英語では3音節の構成を意識する必要があります。特に最初の/v/の音は、上歯で下唇を軽く噛む摩擦音ですが、これを両唇を閉じる/b/で代用してしまうと、単語全体がぼやけた印象になります。また、第1音節の/ɪ/を日本語の「イ」のように緊張させて発音すると、英語特有の短くリラックスした響きが失われます。さらに、後半の/dioʊ/という二重母音への移行で口の形を滑らかに変えることができず、音が平坦になりがちです。この単語を正しく発音する核心は、最初の/v/で明確な摩擦音を作り、続く母音の力を抜くという、筋肉の緩急の切り替えにあります。
01動画, ビデオ, 映像
I watched a short video about the project.
── プロジェクトに関する短い動画を見ました。
The video quality is excellent.
── 動画の画質がとても優れています。
02動画を撮影する, 録画する
She decided to video the entire presentation.
── 彼女はプレゼンテーション全体を録画することにしました。
- IPA
- /ˈvɪdioʊ/
- 音節数
- 3
- 強勢の位置
- 第1音節
01 ── Vの音をBで代用してしまう
日本語には/v/という音が存在しないため、無意識に最も近い/b/の音に置き換えてしまいます。/b/は両唇を閉じてから一気に破裂させる音ですが、/v/は上歯で下唇を軽く押さえて隙間から息を漏らす摩擦音です。この違いを無視すると、ネイティブには別の単語として認識される可能性があります。改善には、鏡を見て上歯が確実に下唇に触れているかを確認し、息の通り道を塞がないように意識して発音する練習が有効です。最初は誇張気味に摩擦音を出し、徐々に自然な流れに馴染ませることで、正しい音の輪郭を身につけることができます。
02 ── 第1音節の母音を緊張させてしまう
第1音節の/ɪ/を、日本語の「イ」のように口を横に強く引いて発音してしまう学習者が多く見受けられます。しかし、この音は口の力を抜き、喉の奥で短く響かせるのが正解です。緊張した「イ」で発音すると、sheepのような長い母音と混同され、リズムが崩れる原因となります。改善の鍵は、口を大きく動かさず、顎の力を完全に抜くことです。リラックスした状態で、短く「エ」に近い響きを混ぜるような意識を持つと、英語特有の/ɪ/の音に近づきます。力みを捨てることが、英語らしいリズムを生むための第一歩です。
03 ── 後半の二重母音への移行が不自然
videoの後半にある/dioʊ/の部分は、/i/から/oʊ/へと口の形を滑らかに変化させる必要があります。日本人はこの部分を「デオ」と平坦に発音しがちで、二重母音特有の音の滑りが欠けてしまいます。特に/oʊ/の後半で唇を丸める動作が不十分だと、音が単調に聞こえます。これを改善するには、/d/から/i/へ移る際に舌の位置を安定させ、そこから/oʊ/に向かって唇を徐々に丸めていく一連の動作を、一つの滑らかな曲線として捉える練習が必要です。ゆっくりと口の形の変化を意識し、音を繋げる感覚を養ってください。
読むだけでは、口の地図は動きません。
下のマイクを押して、「video」を一度、声に出してみてください。
この単語を、マイクに向かって発音してみてください。
発音すると、この場で認識結果・スコア・録音履歴・前回比が表示されます。
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この音は、この章で扱います
第13章「唇と歯の交通整理 ― V と B、F と H」
読了 約22分
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